褒め言葉が10個あっても、 たった1つの批判のほうが 強く心に残るのはなぜでしょうか。
1
プレゼンが終わりました。
9人は
「良かった」と言い、
1人は
「少し気になる点があった」
と言いました。
それなのに、
家に帰ってからも
何度も思い出すのは、
その一人の言葉です。
2
そして、
いつの間にか
こんな考えが浮かびます。
「やっぱり私は足りないんだ。」
「みんなもそう思っているんだ。」
「今回も失敗した。」
3
『事実』 は、
9人が
良い反応を示し、
1人が
改善点を伝えただけ、
ということです。
でも 『考え』 は、
その1つの批判を
大きく膨らませて、
「私はダメな人なんだ」
という結論まで
導いてしまいます。
4
心理学では、
この傾向を
ネガティビティ・バイアス (Negativity Bias)
と呼びます。
私たちの脳は、
良い出来事よりも、
危険を知らせる情報を
強く記憶するように
できています。
だからこそ、
たった一つの批判が、
十の褒め言葉よりも
大きく感じられるのです。
5
今日も、
誰かの言葉が
何度も頭に浮かぶなら、
一度、
自分に問いかけてみてください。
「これは事実だろうか。 それとも、私の考えだろうか。」
6
考えと事実を 区別できた瞬間から、
心は少しずつ、
本来のバランスを
取り戻し始めます。