褒め言葉が10個あっても、 たった1つの批判のほうが 強く心に残るのはなぜでしょうか。

褒め言葉が10個あっても、 たった1つの批判のほうが 強く心に残るのはなぜでしょうか。
Photo by Kelly Sikkema / Unsplash

1

プレゼンが終わりました。

9人は
「良かった」と言い、

1人は
「少し気になる点があった」
と言いました。

それなのに、
家に帰ってからも
何度も思い出すのは、

その一人の言葉です。


2

そして、
いつの間にか
こんな考えが浮かびます。

「やっぱり私は足りないんだ。」

「みんなもそう思っているんだ。」

「今回も失敗した。」


3

『事実』 は、

9人が
良い反応を示し、

1人が
改善点を伝えただけ、
ということです。

でも 『考え』 は、

その1つの批判を
大きく膨らませて、

「私はダメな人なんだ」

という結論まで
導いてしまいます。


4

心理学では、
この傾向を

ネガティビティ・バイアス
(Negativity Bias)

と呼びます。

私たちの脳は、

良い出来事よりも、
危険を知らせる情報を
強く記憶するように
できています。

だからこそ、

たった一つの批判が、
十の褒め言葉よりも
大きく感じられるのです。


5

今日も、
誰かの言葉が
何度も頭に浮かぶなら、

一度、
自分に問いかけてみてください。

「これは事実だろうか。
それとも、私の考えだろうか。」


6

考えと事実を
区別できた瞬間から、

心は少しずつ、
本来のバランスを
取り戻し始めます。